私が旅行に出る楽しみのひとつに“料理本”探しがあります。
現地の料理を食べ、そのレシピを知る。私にとってこれほど心躍る瞬間はありません。今回は初めて、いわゆる“古本屋”さんに行ってきました!
イーストレッジにあるBonnie Slotnick Cookbooks( ボニー・スロトニック・クックブックス)
店内にはぎっしりレシピ本が!
店主のボニーさんの個人的に集めたコレクションとのこと。まるで彼女のリビングに居るような感覚。
本棚の合間にディスプレイされている小物もかわいいものばかり。お料理好き、雑貨好きには夢のような世界です。本を手に取ってレシピを眺めていると、時を忘れました。
こちら、ボニーさんの集めたキュートな雑貨コーナー。日本で買ったものも!
「ここは“Kawaii department”と表示しなきゃね。」と日本語を交えてにっこり。うれしい~~。
私が自己紹介をして たけひめプリン の話をすると、「寒天で固めているの?」とびっくり仰天な質問が!寒天を知っている外国人に初めてお会いしたかも。
「葛で固めているんです」と説明すると、メモを取る熱心さ。葛は特別なでんぷんで、東洋医学でも使われるんですとお伝えすると、とても興味を持たれていました。
彼女には全く及びませんが、料理好きが出会うと話が止まりません。国境、関係なし。即、親友の勢いです(笑)
ボニーさんに相談しながら買った2冊。
良質な料理本を読みながら過ごす一日の終わり、まさに至福の時。
まず一冊目。フォードが顧客向けに出版していた各州のおすすめレストランの本。60年代に出されたもので、ダッシュボードに収納できるようにハンディなサイズ。旦那さんが運転して、奥さんがどこに行こうかこの本を手にしながらドライブするという設定。レシピも載っていて、すご~く面白い!
実はこの本、数年後に出版されたパート2とパート3と合わせて置かれていました。1冊目を買っちゃったら2と3が売れないんじゃない?と心配して聞いたら「Maybe next trip!」(次来た時買ってね!)と(笑)。実におおらかな方。
二冊目は分厚いアメリカンベーキングの本。もう一冊の候補とさんざん迷った挙句、どうしようか相談したら「この著者のレシピは全部本気よ(Her recipe is all serious.)」と聞いたのでこちらに決定。
ボニーさんのおっしゃる通り、本気のレシピばかり。すべての情報が重いです。魂がこもってる!知りたいことがすべて書いてある!私もいつかこんな本が書きたいな~~と心から思いました。
今年のホリディシーズンには、この本から何か作ろうかなと思ってピックアップ中。作ったらここでご紹介しますね!
帰り道、Jacques Torres Chocolate でチョコとナッツのジェラートを夫とシェア。さすが人気店、超絶美味しかった!なめらかなチョコ、香ばしいナッツ。甘すぎず、軽すぎず、重すぎず、舌触り抜群。
もっと本を探したかったのに、付き添いの夫が退屈そうなので、ホテルで待機させておけばよかったと後悔しましたが後の祭り。
お料理本好きの皆さん、ボニーさんのお店には一人で行きましょう♪
続く。