「独学」について前回の続きです。
↑こちらの本を参考にしていただけると幸いです。野口先生のアカデミックな知見から経験まで惜しみなくご披露されています。
どうすれば「独学」を続けることが出来るのでしょうか?
目標を達成したいという情熱、つまり“意思”だと思います。
「独学」と「学校などで教えられる教育」(以下、「学校」と省略)の一番の違いは何かというと前提となる“意思”の違い。
平均的な学生だった私にとって「学校」では一方的に押し付けられる情報の波を“いやいや”処理していたというのが正直なところ。
専攻が選べる大学でさえもいくつかは気がのらない授業がありました。
一方「独学」は好きなことなので“いきいき”と取り組めます。わからないことがあっても、理由が知りたくて必死でいろんな情報源を引っ張ります。(本の中ではプル=pullと表現されています。)
“いやいや”か、“いきいき”か。
“押し付け”か“引っ張る”か。
大きな違いです。
では継続的に「独学」を続ける日々のモチベーションはどこから生まれるのか?
“利益”=“お金”は大きなモチベーションになります。
現実的なことを言うと、自営業の私にとって「独学」は利益に直結しています。「独学」によって得た知識、または技術がすぐに使えます。自分の仕事に高い付加価値をつけることで収入も増えるのです。
では企業に勤めている方にはどうでしょうか?もちろんキャリアアップのために「独学」は重要です。好きなことを極めればきっとそれはいつかあふれ出すのです。隠せないほどの「独学」で知識を身に着ければ“その他大勢”から突き抜けられます。
「独学」によって複数の技を駆使し、自分のオリジナルな立場を職場で構築する。「独学」は企業内で昇進するためには不可欠です。
例えば英語。
中途半端な会話の事ではありません。自分の属する業界の専門用語もきっちり抑えた会話が出来ることが必要です。
それが出来ると、特別なスキルを持っていなくても“その他大勢”と差が出来ます。
英語を話せるようになりたければ、週に一回くらい英会話学校に通ってもだめ。“聞き流すだけで口から英語があふれ出す”系の教材は論外。
毎日の生活を英語で送るくらいの勢いでないと話せるようにはなりません。
そのためにはYoutubeで暇さえあればいろんな分野の英語を聞きまくり、シャドーイング(聞いたことをそのまま口に出す)が効果的だと言われています。毎日やれば1~2年で随分良くなります。しかもタダ。
世界中に流通する情報の9割以上は英語です。英語で情報を得ることが出来るようになれば、たくさんの選択肢の中から正確で最新の情報を得られます。
何度も言いますが「独学」の基本は情報収集です。日本語の情報だけでは充分ではありませんので、ライバルに差をつけるなら英語力は必須。
「独学」であなたは自分のブランドを高めることが出来るのです。
今から始めましょう!
あなたの好きなこと、得意なことは何ですか?
次回は「独学」で自分ブランド=“マイブランド”を高める方法についてお話ししたいと思います。